
朝、様子見のため勝手に包帯を取ると長い週末の密閉で生々しい肉芽。ただ土曜日には水っぽい出来立ての?繊維状組織が見えていた根本あたりが、ほとんど血豆色のかさぶたになっており、また処置後、週末また盛り上がっていたズキズキした痛みが今朝からはほとんど消失しており、薬、はたまた金曜日からの減食の効果か、これはなんだかよさそうだといつもの病院に行くことにする。
私「先生、朝包帯取ってしまってすみません…こんな風でもうほとんど痛くないんです。(このままもう治りますよね…)」
先生「うーん、やっぱり、この肉芽だなー。焼くか、どうするかなー。大元のひょうそうはもう、大丈夫ですねー。肉芽が邪魔ですよねー。」
私「(ま、まだダメか!)あの先生、焼くのであれば、一度産婦人科の主治医に相談したいんですが…昭和大にかかってますので…(とりあえず消毒して封を…)」
先生「あぁ、そうですねー。それがいいですねー。何かあったら困りますもんねー。えぇ、そうしてください。そちらで聞いてみて下さい。」
私「(先生怒らなくて良かった。)じゃあ今日はお薬でしょうか」
先生「いや、そちらで相談して下さい。」
私「(ぇ?)え、こ、この状態のままでいいんでしょうか(?)」
先生「そのままでいいですよ。まあ、バンドエイドとかそういうの貼っといたらいいんじゃないですかね。」
私「(?バンドエイド?今回の元凶ですがそれが何か…)ぬ、濡らしていいんですか?(???)」
先生「いいですよ。ティッシュなんか、これほとんど菌なんかもついてませんから、これで拭いてバンドエイド貼っといたらいいんじゃないですか。」
私「(ティッシュ?)抗生剤もなしでいいんですか(???????)」
先生「(戸棚に何かしまいながら)だってもう化膿してませんから抗生剤、そもそも要りませんよね(こちらを見て初めて見せる冷笑)。」
今までのぐるぐる巻き、ステロイドと抗生剤ミックス、水濡れ厳禁とのあまりの格差にわたくしの頭はハテナがいっぱいになってしまって混乱。密閉されてて気持ち悪かったし、やっぱり生々しいんだから、せめて消毒はしてくれるだろうと思ったら、「あちらで相談オーラ」満々で、なんか気圧されて、すごすごと伏し目がちに「アリガトゴザイマシタ…」と出てきてしまった。三分の立ち話、座りもしなかった。その後、お姉さんが先生とゴニョゴニョ「今日は、ということですね」と言っていたので、そうか今日はただなんだなぁ、良心的だよなぁ、まあ、最後まで「あちらで」ってことだよな、そういう意味で当然かもな、と思ってたら呼ばれて毎回(メスで切った時も)と同じ再診料+処置料を取られたのでビックリした。処置って何だよ。このいつもの350円が間違いなく安すぎるんだろうけど、立ち話でいつもと同じとは控えめに言っても若干腑に落ちない。しかし一方でこれは一回しか使わなかった液体窒素ボンベ一本分の僅かな補填だろうと思うとこれでは足りなくて申し訳ないなと思った。
本当は、もうあんまり痛くないし消毒してもらって様子見て今日は大学病院は行かずに済まそうと思っていたのだけど、なんかあまりに唐突に放置されたので本当に行くことになってしまった。心がけが悪い。
すぐ近くの大学病院、いつもと違い別棟の小さな病棟に、皮膚科と眼科、ペインクリニックが入っている。一時間待つと言われたが出来るだけ横になって待ちたいと受け付けのお姉さんにお願いしたら、先生が早く呼んでくださった。こんな小さいことで紹介状も持たず大学病院来た私に親切にしていただいて、ほんとすいません。一応絶対安静中、歩ける距離に他に皮膚科ないんですと心で言い訳。
「先生ご配慮頂きまして有り難うございます。」と入ると、「はい、いーよー」と医学生さんと一緒の偉いぽい先生。皮膚科ナンバーツーの准教授。白い巨塔風。終始先生が学生さんかわたしかに話していて話はほとんど聞いてもらえなかったが、診断は以下のとおりだった。
◆膿んだとかひょうそうとかそんなのは関係ない。女性が化粧して素顔が解らなくなってるのと一緒だ(発言趣旨不明)。これは妊婦にすごく多い、「血管拡張性肉芽腫」なる良性の腫瘍。
◆怪しいものではないから心配しなくて良い。こういうものははっきりした病名が付くことが一番大事(そうなのか?)。ただ今後大きくなってくる可能性は大。
◆液体窒素一回済みということであれば、二回目を…、しかしまだ24週の絶対安静か。であればまだ無理は出来ない。
◆そうは言っても液体窒素も軽くやればさほど痛くはない。
◆今日、今からやろう。そうだ。うん。
私はこの肉芽は化膿によるもの、と前の先生から断定されていたので、妊婦に多い血管拡張性肉芽腫ではないとはなから思っていたため、またも「?」がイッパイになったが、とりあえずやはり今日焼くのは厭で拒否した。すると、金曜日の産科の検診後に予約を入れて来るように指示された。お腹が痛かったら来なくていいが改めて予約を取るようにとのこと。途中まで、今は無理だな…と言っていたのに今から、で嫌なら予約まで…、液体窒素、やるの楽しいのかもしれないとすら思った。ジュージュー言うのは確かに素人には珍しい。
患部にはバンドエイドすらも貼らなくていいとのこと、消毒もなしで、とりあえず本当にフリーハンドでいいのだということを収穫に帰る。手を最初は恐る恐る、思い切り洗った。全工程1時間程度で済んで有りがたかった。
もう病名はなんでもいいから気合いと少食で治すぞと思ったところに母からプロポリス、大好きなお菓子たちが届いた(写真)。桜井甘精堂のひとくち栗羊羹、栗落雁、雷鳥の里。こちらではなかなか買えない、大好物ばかり。夕方、久しぶりのあまりの美味しさに脳が震え失神しそうだった。夜から17時間(1時間早めて食べてしまった)開けている効果もあるだろうが、それにしても美味し過ぎる。明日からの絶好の楽しみ。
そして夜、改めて見ると、肉芽が随分乾燥して、ふやけていた朝の頃の半分のサイズになっている。目を疑ったが間違いなくかなり小さくなっている。一番大きかった頃の、体積比1/5くらいだろうと思う。目を疑う。
なんかこれ…、ショボすぎるオチになりそうで皆さんほんとすんません。
とりあえず、包帯が取れ、洗ってよく、更に毎日の病院がひとまずなくなって本当に嬉しいんです。